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2017.01.18 Wednesday

常滑の壷

常滑1
先日、テレビ(なんでも鑑定団)を見ていたら、常滑の壷がなんと200万の値がついた。
確かに「見所」のある壷は、好きな人はいくらでもお金を出す奥深い世界。
時代を現す形、窯の中で起こる魅力的な歪み、ダイナミックな自然釉の掛かりっぷりなど古窯好きには
たまらないものだろう。それら釉薬の艶やかさ、荒らしく男らしい表情はすばらしい。
玄関先、床の間にボンと置かれ、眺めるたびに悦に入り、心の中で「よし」とうなずいている光景も想像でき、
これぞ「物好き」の醍醐味だとわかる。

タミゼらしい常滑の壷はどんなものだろう。
やはり「カセ」を選んでしまう。
丁寧にそのカセた陶片を継ぎ合わし、蘇った姿、表情がたまらなくいい。
自然釉好きとは真逆な、釉薬の色気が消し去った、そんなカセ好きも少なくないだろう。
何ともいえない薄化粧のこの軽やかさが、僕には魅力的。
今回のものは常滑、いや渥美か?常滑だろう。
平安時代末から鎌倉初めのやさしい形も健在。
今、タミゼに静かに佇んでいる。

常滑2
常滑3
常滑4
常滑5
発掘時につるはしがあたったのか?

常滑6
常滑7
底は大きく穴があけられているので、たぶん骨壺として使われたのだろう。

常滑8
常滑9
内側には自然釉が残る。

常滑三筋壷
平安末期〜鎌倉初期
高さ 25センチ
売約済み

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