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2017.05.16 Tuesday

須恵器系の壷

須恵器1

美しい壷です。
立ち上がりの低い口元といい、満月のようなふっくらとした形がとても素晴らしい。
これだけの大きさもあるのに、無傷のまま発掘されたことにも驚いている。


マニアックで、陶磁器研究家にふさわしい陶芸家がこの壺を見て、
「これは珠洲なんかでは全くなくて、もっと数の少ない中世の時代に消滅をした古窯の1つだよ!」と。
そして、この形は相当な熟練の技が必要で、偽物は簡単には作れないとのことだ。

後日、またこの壺について彼から以下のメールが来た。

「この前の須恵器系の壺は、形は典型的な平安の10〜11世紀の猿投系の短頸壺の形なんだよね。
高台もあるし、高台の作りも。ただ叩き目もあるし、土の感じと焼けも須恵器というより瓦質陶器系かも。
だからこの前言ってた中世古窯の魚住とか東播磨の須恵器の流れをくんだ中世の窯かと思ったんだけど、
叩き紋もあるし。ただ、形と高台の作りが東海地区、猿投系の作りなんだよね…
ちょっと、ちゃんと調べてみるよ。」

ありがたいメールだ。
う〜〜んマニア!笑

ただただ、美しい。
もし朝鮮の前期から中期頃の丸壷があれば、共に比べて並べてみたい。
白と黒って感じで、、、。



須恵器2
須恵器3
須恵器4
須恵器5
須恵器6
平安時代の初め頃はあるだろう、須恵器系の壷。
高さ 26センチ
売約済み